職場から「服装はオフィスカジュアルで」といわれたものの、実際には「どのような服装をすればよいのかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
オフィスカジュアルは基本ルールさえ押さえれば、幅広いコーデを楽しめます。
この記事では、レディース向けにオフィスカジュアルの基本ルールや季節別・アイテム別のコーデ例を詳しく解説します。アイテムの選び方や組み合わせ方など、ぜひ参考にしてください。
Outline
1. レディース版！オフィスカジュアルの基本ルール
レディースの方向けにオフィスカジュアルの基本ルールを解説します。
1-1. 落ち着いた色柄を選ぶ
▼オフィスカジュアルにおすすめな色柄
ビジネスシーンに馴染むよう落ち着いた色柄を選びましょう。
ブラックやホワイト以外にも、ピンクやブルーなどの淡い色がおすすめです。柄は無地や細かいドットやストライプなどがビジネスシーンに馴染みやすく、着回しもしやすいでしょう。
▼避けたほうがいい色柄
反対にカジュアルな印象が強いビビッドカラーのような色彩の鮮やかな色、大きい柄は主張が強くなります。そのため、多用するとビジネスシーンでは浮いた印象になってしまいます。
1-2. 肌の露出を控えめにする
オフィスカジュアルといってもビジネスシーンで着用するため、肌の露出は控えましょう。肌の露出が多いとカジュアルな印象が強くなり、社内外からの信頼を損ねる可能性があります。
▼オフィスカジュアルにおすすめの丈感
特に露出の多いオフショルダーやショート丈、ショートパンツ、ミニスカートなどのアイテムはビジネスシーンには向きません。
▼避けたほうがいい丈感
なお、ノースリーブはカーディガンやジャケットとあわせて着用すればきちんと感を演出できるため、オフィスカジュアルに着用する方も多くいます。
1-3. 清潔感・きちんと感を意識する
職場では、同僚はもちろん、取引先の人と接する場面も多くあります。そのため、カジュアルなスタイルでも、社内外の人と接した際に不快感を与えない清潔感やきちんと感を意識しましょう。
サイズがあっていないとカジュアルな印象が強くなるため、ジャストサイズもしくはほどよいゆとりのあるサイズ感がおすすめです。清潔感を出すためにも、各アイテムにシワや汚れがないかも確認しましょう。
1-4. 職場の雰囲気にあわせる
オフィスカジュアルの基準は会社ごとに異なります。例えば、カーディガン着用可の会社があれば、ジャケット着用が必須の会社もあります。
そのため、会社規定を確認するか、上司や同僚の雰囲気を見たり直接聞いたりして、職場の雰囲気にあうコーディネートにしましょう。
2. 【季節別】オフィスカジュアルのレディースコーデ8選
オフィスカジュアルのレディースコーデを季節別に紹介します。
2-1. 【春】爽やかに着こなすオフィスカジュアルコーデ
春は、ベビーピンクやミントグリーンなどのパステルカラーを取り入れたコーデがおすすめです。
トップスとジャケットをホワイトやベージュなどの落ち着いたカラーでまとめ、アクセントとしてパステルカラーのパンツを組み合わせたスタイルです。色ものを着慣れていない方でも比較的挑戦しやすいあわせ方です。
なお、ブラックやネイビーなどのダークトーンのパンツを着用する際は、レースやシアーのような軽やかな素材のものを組み合わせると、春らしい華やかさを演出できます。
2-2. 【夏】涼しく快適なオフィスカジュアルコーデ
夏は、ホワイトやブルーなどの涼しげなカラーを取り入れるのがおすすめです。汗をかきやすい季節のため、接触冷感や通気性のよさなど、機能性にも注目するとよいでしょう。
全体的にホワイトやグレー、淡いブルーなどの明るいカラーでまとめたコーディネートにすると、爽やかさを演出できます。
なお、室内は冷房で冷えることがあります。冷房対策として、薄手のジャケットやカーディガン、足元を冷やさないためのタイツやソックスなども上手に活用しましょう。
2-3. 【秋】落ち着いた色合いのオフィスカジュアルコーデ
秋は、ブラウンやカーキ、ネイビーなどの深みのあるカラーを取り入れましょう。ウールやニット、ツイードなど、秋らしい素材のアイテムもおすすめです。
ネイビーのジャケットは万能なアイテムで、さまざまなコーディネートに取り入れられます。ニット生地を取り入れれば、より秋らしさを演出できます。
なお、秋は朝晩の寒暖差が大きいことから、昼間はカーディガンやジャケットを脱いで過ごす機会も多いでしょう。そのため、羽織りものを脱いだときでも一枚で様になるような、きちんと感のあるトップスをあわせるのがおすすめです。
2-4. 【冬】暖かさと上品さを両立したオフィスカジュアルコーデ
冬は、防寒に優れたウールやカシミヤなどの素材を使ったアイテムを選びましょう。暗めカラーのアイテムが増えるため、小物やトップスに鮮やかな色を取り入れると、華やかさを演出できます。
オールブラックの落ち着きのあるコーディネートと、トップスにカラーニットを取り入れた華やかなコーディネートです。演出したい雰囲気にあわせて、カラーと素材の組み合わせ方を楽しんでみてください。
なお、通勤時のアウターには、防寒性が高く、よく着るアイテムとあわせやすいシルエット・カラーのものを選ぶのがおすすめです。
3. 【アイテム別】オフィスカジュアルのレディースコーデ36選
オフィスカジュアルのレディースコーデをアイテム別に紹介します。
▼紹介コーデ一覧
➡横にスクロールできます。画像タップで詳細にジャンプ！
| ジャケット |       |
| トップス |       |
| パンツ |       |
| スカート |       |
| ワンピース |       |
| シューズ |       |
3-1. 【ジャケット】オンでもオフでも使えるオフィスカジュアルコーデ
ジャケットは羽織るだけできちんと感を演出できます。オフィスカジュアルには、テーラードジャケット・ノーカラージャケット・ダブルジャケットがおすすめです。
なかでも外回りや打ち合わせなど社外の人と会う場合は、きちんと感が一番高いテーラードジャケットを選ぶと安心です。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ ジャケットのおすすめコーデ6選
チェック柄のテーラードジャケットがアクセントになったコーデです。トップスは、柄の色を拾ってネイビーのものを取り入れています。
すっきりとしたノーカラージャケットは、エレガントなフレアスカートと相性抜群です。
シンプルなアイテムと白無地を組み合わせると、簡単に清潔感のあるオフィスカジュアルコーデにまとまります。
カーキにゴールドボタンのダブルジャケットが主役のマニッシュなコーデもおすすめです。
シルバーに輝くジャケットのボタンが、着こなしのさり気ないアクセントになっています。
3-2. 【トップス】華やかさをプラスするオフィスカジュアルコーデ
オフィスカジュアルのトップスはシャツ、ブラウス、カットソーがおすすめです。
ただし、リクルートシャツのようなかっちりとしたシャツは避けて、とろみのある素材やビッグシルエットのカジュアルシャツを選びましょう。
トップスに差し色を入れると、顔周りが華やかになりますよ。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ トップスのおすすめコーデ6選
パステルカラーのブラウスは、色違いで何枚持っていても使えます。夏はライトカラーのボトムス、冬はダークカラーのボトムスをあわせると、より季節感のあるコーデにまとまります。
ブラック×ドットのブラウスに、鮮やかなブルーのパンツが映えるおしゃれなコーデです。
袖にボリュームのあるブラウスは、腕をすっきり細く見せてくれる着やせアイテムです。
白のブラウスを使ったきちんと感のあるコーデです。すっきりとしたバンドカラーなら、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
ブルーのストライプシャツは、知的な印象を与えてくれるアイテムです。ブラウンのパンツでカジュアルさをプラスしています。
カットソー生地+シャツ生地でつくった着映えカットソーを使ったコーデです。デザイン性のあるカットソーは1枚で着用しても様になります。
3-3. 【パンツ】動きやすくスマートなオフィスカジュアルコーデ
パンツは九分丈テーパードパンツ・ワイドパンツを選びましょう。
パンツの中央に折り目があるデザイン(クリースライン)だと、ビジネスシーンに馴染みやすく、さまざまな場面で着回せます。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ パンツのおすすめコーデ6選
ブラウス×テーパードパンツのシンプルなコーデです。カラーパンツにすると色味がアクセントになり、いつもとひと味違うスタイルにまとまります。
幅広いカラーと相性がよいのが、グレーのパンツです。1本持っているとコーデに困ったときの救世主になってくれるでしょう。
ホワイトのパンツは、洗練された印象を演出してくれます。カラーアイテムと合わせれば華やかに、モノトーンでまとめるとスタイリッシュな印象になります。
面積が広いワイドパンツなら、カラーアイテムの「色」を存分に楽しめます。
インナーとワイドパンツをブラックでまとめた、縦長効果抜群のコーデもおすすめです。
ブラウンのサスペンダー付きワイドパンツにホワイトのブラウスをあわせ、クラシカルなコーデに仕上げています。
3-4. 【スカート】上品さを引き立てるオフィスカジュアルコーデ
スカートはタイトスカート・フレアスカートがおすすめです。
少しつまめるくらいの余裕がある、体のラインが出ないサイズを選びましょう。特にタイトスカートを着用する際はサイズ感に注意が必要です。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ スカートのおすすめコーデ6選
ネイビーのタイトスカートでつくる王道ビジカジスタイル。
きちんと感高めのタイトスカートも、爽やかなグリーンなら適度なカジュアル感が漂います。
取り入れるだけでおしゃれに見える、白いタイトスカート。インナーもスカートと揃えて白にすると、統一感が出るのでおすすめです。
カーキ×黒というマニッシュな色合いを、スカートの柔らかなシルエットで調和しています。
ネイビー×白の爽やかなコーデは、春夏のオフィスカジュアルコーデにぴったりです。
ニットとフレアスカートを合わせた、リラックス感のある秋冬オフィスカジュアルコーデ。
関連商品をチェック！
3-5. 【ワンピース】一枚で完成するオフィスカジュアルコーデ
ワンピースはフレアシルエットかタイトシルエットがおすすめです。
1枚でコーデが決まるため、コーデに悩んだときはワンピースに頼ってみてもよいかもしれません。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ ワンピースのおすすめコーデ6選
ブラックのドットワンピースを使ったコーデです。ジャケットを脱げば、仕事終わりのプライベートな時間にも対応できます。
ワンピースに同素材でできたジャケットを合わせたスタイルです。セットでも別々でも着用できるため、コーデの幅を広げられます。
ワンピースとカーディガンをブラックに揃えたシックなコーデもおすすめです。袖の短いワンピースを着用する際は、羽織りものが一枚あると、きちんと感のある着こなしになります。
甘めな印象になりやすいワンピースコーデも、モノトーン配色にすればクールに決まります。
ピンクのシャツワンピは顔周りを明るくし、柔らかい印象を演出してくれます。ワンピースの下にブラックのプリーツスカートを重ねれば、上級者コーデに仕上がります。
ブルーのシャツワンピは、カジュアルな雰囲気がやや強く感じられるかもしれません。しかし、パンツやシューズなど、ワンピース以外のアイテムをきちんと感のあるデザインにすれば、オフィスにも馴染むコーデにまとまります。
関連商品をチェック！
3-6. 【シューズ】足元から印象を整えるオフィスカジュアルコーデ
シューズはパンプスかローファーがおすすめです。
パンプスのヒールは3～7cmの高さがあると、スタイルアップに効果的です。仕事でよく動く場合は、ヒールのないぺたんこパンプスやローファーをあわせてみましょう。
それでは、おすすめコーデを6つ紹介します。
▼ シューズのおすすめコーデ6選
パンプスの色選びに迷ったら、ボトムスの色と揃えましょう。足元だけ浮くことなくコーデに馴染んでくれます。
ヒールのないぺたんこパンプスでもよい職場なら、一足持っているとたくさん歩く日に重宝します。
周りと差を付けたいなら、華やかなカラーパンプスがおすすめです。パンプスで色を使う分、その他のアイテムは色数を抑えたり、モノトーン系に揃えたりすると、足元の色が際立ちます。
ビット（馬具を模した金具）付きローファーは、ローファーの中でも特に人気のアイテムです。
マニッシュな印象のローファーはパンツはもちろん、スカートとも好相性です。
ローファーといえばブラックやブラウンをイメージしがちですが、コーデに抜け感を与えてくれるベージュ系もおすすめです。
関連商品をチェック！
4. まとめ
オフィスカジュアルといってもビジネスシーンで着用することから、落ち着いた色柄や清潔感・きちんと感を意識したアイテムを選ぶことが大切です。
オフィスカジュアルのアイテム選びに迷ったら、今回紹介したコーディネートを参考に、自分らしい組み合わせを楽しんでみてください。
ネイビーとブルーのワントーンでまとめた正統派コーデです。テーラードジャケットの襟が、よりきちんと感を高めてくれます。