冬になると寒さ対策を重視するあまり、コーデがマンネリ化しがちです。そんな季節こそちょっとしたコツを押さえると、きちんと感をキープしながらオフィスカジュアルを楽しめます。
本記事では冬のオフィスカジュアルの基本ルールと、好印象を与えるコーデ術を解説します。素敵なオフィスカジュアルを取り入れて、お仕事でも良い結果を呼び込みましょう!
1. 【冬のレディースオフィスカジュアル】3つの基本ルール
オフィスカジュアルはスーツほどフォーマルではなく、カジュアルな要素を取り入れたビジネスファッションです。
お客さま対応や取引先への訪問がない日は、社内のルールに応じたオフィスカジュアルが取り入れられています。
ここでは、冬のオフィスシーンで覚えておきたい3つの基本ルールを紹介します。
1-1. 職場の雰囲気に合わせる
オフィスカジュアルには明確な定義がありません。同じ「オフィスカジュアル」でも、企業や業界によって認識が異なります。そのため、職場の雰囲気に合わせるのがポイントです。
例えば、ITやクリエイティブ系の職場ではデニムやスニーカーなどのラフな装いが許可されるケースがありますが、金融や法律関連の職場ではきちんと感のある服装が求められます。
オフィスカジュアルのルールに迷った場合は、上司や同僚の服装を参考にするのがおすすめです。
新卒や転職でまだ会社の雰囲気がつかめない場合は、まずはフォーマル寄りのスタイルから始めて、徐々に職場に馴染む服装に調整していきましょう。
1-2. オフィスにふさわしい清潔感を意識する
清潔感のある装いは、社会人として欠かせない基本スタイルです。シワや毛玉が目立つ服装はだらしない印象を与え、信頼感を損ねる可能性があります。
また、ニットの出番が多い冬の時期には、編み目の大きいローゲージニットはカジュアル感が強くなりやすいので注意が必要です。オフィスにふさわしい清潔感を意識しましょう。
1-3. 好印象を与えるシンプルなデザインを心がける
シンプルなデザインのコーデは、無駄がなくすっきりした印象を与えます。そのため、さまざまな職場に馴染みやすいのが特徴です。
また、控えめで上品な装いは、他の社員との調和を図りやすい点もメリットです。
ジャケット、シャツ、ブラウス、テーパードパンツなど、ベーシックな定番アイテムをいくつか揃えておくと、シーンに合わせた着回しがしやすくなります。
2. 冬のオフィスカジュアルを着こなす3つのポイント
冬の通勤スタイルでは防寒と清潔感、そしてきちんと感のバランスが大切です。冬のオフィスカジュアルを着こなす3つのポイントを解説します。
2-1. 重ね着コーデで防寒対策

冬のオフィスカジュアルでは、重ね着を上手に取り入れるのがポイントです。
例えば、シンプルな無地のニットにストライプシャツをレイヤードすると、さり気ないアクセントが生まれ、洗練された印象になります。
タートルネックニットは袖口と裾からシャツを適度に出すと、重たくなりがちなニットも軽やかな印象を演出できるでしょう。
また、冬場はカーディガンやストールを活用すると、暖房の効いた室内と寒い屋外の寒暖差にも柔軟に対応できます。
2-2. ジャケットできちんと感をプラス

冬のコーデにジャケットを取り入れると、初対面の相手にも失礼のないきちんとしたビジネススタイルが作れます。
インナーだけではカジュアルに見えるコーデも、ジャケットを羽織るだけでぐっと引き締まった印象に仕上がります。
ジャケットにはさまざまなタイプがあるので、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
ジャケットの主な種類と特徴は以下のとおりです。
| ジャケットの主な種類 | 特徴 |
|---|---|
| テーラードジャケット | ・襟付きの一般的なジャケット ・きれいめでシルエットが美しい印象 ・知的で落ち着きのあるイメージ |
| ノーカラージャケット | ・襟が付いていないジャケット ・ほどよいカジュアル感で着回しがしやすい ・優しく親しみやすい雰囲気 |
| ダブルジャケット | ・前ボタンが2列になっているジャケット ・シンプルながらも存在感のあるデザイン ・知的で大人の印象 |
インナーには薄手のニットを合わせると、冬らしい洗練されたコーデに仕上がります。また、ツイードやチェック柄のジャケットは、冬のコーデに華やかさをプラスできます。
2-3. アクセントカラーでシンプルコーデを華やかに

冬場は暗めのコーデになりやすく、全体的に重たい印象になりがちです。ダークカラーに差し色を合わせると、シンプルなコーデも明るく華やかな印象に仕上がります。
また、バッグや時計、アクセサリーなどの小物にワンポイントを加えると、こなれ感を演出できます。
3. 冬のオフィスカジュアルでNGな服装
冬のオフィスカジュアルでNGな服装を解説します。
3-1. カジュアルすぎるコーデ
オフィスカジュアルが推奨されている企業でも、カジュアルすぎる服装はビジネスの場では不向きです。例えば、以下のようなスタイルは避けましょう。
・スウェット
・パーカー
・ロゴTシャツ
・ダメージジーンズ
オーバーサイズやワイドシルエットの服は、オフィスカジュアルでも取り入れられるケースがありますが、大きすぎるとだらしない印象を与えるため注意が必要です。
3-2. 肌の露出が多いデザイン
肌の露出が多い服装はプライベート感が強く、ビジネスシーンではNGです。具体例として、以下のようなスタイルが挙げられます。
・ノースリーブ
・胸元や背中が大きく開いたトップス
・ミニスカート
・ショートパンツ
肌の露出は控えめにして、上品なコーデを意識しましょう。
3-3. 過度な色・柄・素材
以下のような過度な色や柄、素材の服装は、悪目立ちする可能性があるので注意が必要です。
・アニマル柄
・派手な花柄
・原色に近いレッド・イエロー・グリーン
・身体のラインが出やすい素材
オフィスカジュアルでは色や柄は控えめにし、落ち着いたコーデを目指しましょう。
3-4. 動きにくい靴
オフィスシーンでは、高すぎるヒールや素足は避けるのが基本です。ヒールの目安は7cm以内がおすすめです。
季節問わず素足は避け、ストッキングやタイツを合わせましょう。また、サンダルやミュール、つま先の開いたオープントゥのパンプスもNGです。
オフィスカジュアルではブラックやベージュなどの落ち着いた色で、履き心地の良い上品な靴を選ぶと、きちんと感を保ちながら快適に過ごせるスタイルに仕上がります。
4. 冬のレディースオフィスカジュアルコーデ5選
冬におすすめのレディースオフィスカジュアルコーデを5選ご紹介します。
4-1. 滑らかなハイゲージニットできちんと感を演出


オフィスカジュアルでは、上品できちんと感が演出できるハイゲージニットがおすすめです。
ニットにはローゲージとハイゲージの2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
ローゲージ:太い糸で編み込んだボリューム感のあるニット
ハイゲージ:表面が滑らかで細かく密に編み込まれたニット
オフィスカジュアルでは大きな編み目のざっくりとしたローゲージニットは、カジュアル感が強くなります。ハイゲージニットは、きちんと感を演出しながら女性らしさも表現可能です。
ハイゲージのニットワンピースやアンサンブルニットを取り入れると、上品で好印象な冬コーデに仕上がるでしょう。
4-2. 寒さ対策にも!カーディガンで上品なレイヤードを楽しむ


カーディガンは動きやすく快適な素材が多いため、オフィスカジュアルにおすすめです。
羽織としてはもちろん、フロントボタンをすべて留めて1枚着としても楽しめるなど、着回し力の高さが魅力です。保湿性の高いウール素材を選べば温かく過ごせ、冷房対策やカジュアルなレイヤードにも活躍します。
湿度の高い電車内でも蒸れにくく、季節を問わず活躍するアイテムです。
4-3. ジャケットをプラスして落ち着きのある仕上がりに


オフィスカジュアルでも会議や打ち合わせなど少しきちんとしたい日は、ジャケット着用がおすすめ。
王道のテーラードジャケットならどんな場面でも使いやすいので、1着持っていると安心です。また、ノーカラージャケット・ダブルジャケットを合わせるとコーディネートの雰囲気が変わりますよ。
4-4. 明るい色のボトムスで冬のコーディネートを華やかに


暗い色を使いがちな冬のコーディネートでは、思い切ってボトムスを明るい色にするのもおすすめ。
コーディネートのポイントとして、トップスにベージュやグレーなどの少し明るめの色を合わせるとコントラストが強すぎずにきれいにまとまります。
淡い色通りの組み合わせや小物アイテムでアクセントをつけると◎
4-5. ワンピースで大人っぽく洗練されたシルエットに


身体のラインを拾いすぎないワンピースを合わせれば、すっきりとしたオフィスカジュアルコーデに。ジャケットやカーディガンを羽織ったり、ニットを重ね着すれば冬のオフィスでも活躍します。
ワンピースにロングスカートやパンツを合わせたレイヤードスタイルも人気で、こなれ感を演出できます。
4. まとめ
オフィスカジュアルはシンプルなデザインを意識し、職場の雰囲気に合わせることが大切です。ジャケットを1枚持っておくと、カジュアルになりがちなコーデもきちんと感を演出できます。
また、重ね着やアクセントカラーを加えると、重くなりがちな冬のコーデも華やかに仕上がります。季節感と落ち着きを意識しながら自分らしさをプラスして、冬のオフィスカジュアルを楽しみましょう。














