フルオーダーとは|価格からメリット・デメリットまで知っておきたい基礎知識
オーダースーツのなかで、もっとも高価ながら自分だけの一着を作れる「フルオーダー」が気になっていませんか?
ここでは、フルオーダースーツについて詳しく解説。
- フルオーダーの特徴
- フルオーダーのメリットとデメリット
- フルオーダーの仕上がりまでの流れ
…といった内容をわかりやすくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分だけの魅力的な一着作りをかなえましょう!
1. フルオーダーとは
そもそもオーダースーツには、
- パターンオーダー
- イージーオーダー
- フルオーダー
…という3種類のオーダー方法があり、それぞれ値段や採寸製法が大きく異なります。
オーダースーツの種類&値段一覧表
パターン オーダー |
イージー オーダー |
フル オーダー |
|
相場 | 2~5万円 | 5~10万円 | 20~100万円 |
納期 | 2~4週間 | 3~4週間 | 4週間~ |
サイズの 調整方法 |
既成サンプルから サイズを調整。 |
既成の型紙から サイズを調整。 |
型紙からオリジナルで 注文・作成。 |
こんな人に おすすめ |
オーダースーツ 初挑戦の方 |
標準デザインが 体型に合わない方 |
こだわりの一着を 作りたい方 |
このうち「フルオーダー」とは、採寸データをもとに型紙作りや仮縫製を行い、微調整をしながらスーツを仕立てていくオーダー方法です。
他のオーダーと比べたときのフルオーダーの最大の特徴は、主にハンドメイド縫製で作られること。
ハンドメイド縫製で仕上げたスーツは、身体の曲線にとてもフィットした仕上がりとなります。
フルオーダーの特徴
・細部のサイズ調整が可能
・ハンドメイド縫製で着心地のよい仕上がり

TSD編集部・都築
ちなみに、パターンオーダーとイージーオーダーは主にマシンメイドの縫製で、短納期&安価に作れるオーダー方法です。
オーダースーツを初めて作るなら、パターンかイージーがおすすめですよ。
2.フルオーダースーツのメリット・デメリット
ここからは、フルオーダースーツのメリットデメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。
フルオーダースーツのメリット
◎メリット
・自分だけの身体に合った1着が作れる
・仕上がりのイメージがしやすい
・こだわりたいデザインにも対応できる
フルオーダースーツ最大のメリットは、あらゆる面での自由度が高いことです。
- サイズ調整
- シルエット、デザイン
…に関する自由度はもちろん、一人一人の骨格や寸法に合わせて作るためサイズに制限がありません。
また採寸後には仮縫製のスーツを着用してサイズを微調整するため、仕上がりをイメージしやすいのもポイント。

TSD編集部・都築
自分の体にフィットした、着心地のいいオリジナルな1着を作れるのがフルオーダーです!
フルオーダースーツのデメリット
×デメリット
・仕上がりまでの期間が長く、金額が高い
・着用時/着用後のケアが大変
・スーツに対しての知識が必要な場合がある
フルオーダーのデメリットとしては、まず仕上がりまでの期間が長く、金額が高い点が挙げられます。
※1着の完成に約1~2ヵ月が必要/相場は約20万円~
また、ハンドメイドの風合いを保つため、
- 着用後は専用のハンガーを使用
- ブラッシングでのケア
- 信頼のおけるクリーニング店に依頼する
…など、人によっては手間に感じるお手入れも必要。
あわせて、フルオーダーはテーラーとのコミュニケーションが大切なためスーツに関する知識が必要になる点も要注意です。

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フルオーダーを仕立てる際には、店員から以下のような質問がくる場合も。
『ラペルのデザインや幅』
『ゴージラインの高さ』
『フロントボタンの数』…など
既製品では気にしなかった箇所まで決める場合もあるため、知識面でもある程度の準備をしておきましょう。
3.フルオーダースーツができるまで/作る際に抑えたいポイント
ここからは、実際のフルオーダースーツの注文~採寸~完成までの流れを説明していきます。
フルオーダースーツを作る際のポイントもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
入店前にやるべきこと
入店前の店舗選びはとても重要です。
- 予算
- お店の雰囲気
- 生地やボタンの種類
- オプションの代金
- アフターケアの充実度
…など、店舗の下調べは入念にしておきましょう。

TSD編集部・都築
フルオーダーは、店によってスーツのスタイルやシルエットが異なることも。
自分の好みと一致するか、公式サイトなどでしっかりチェックしましょう。
来店1回目:カウンセリング、生地選び、採寸
まず初回の入店では、
- スーツを着ている際の悩み
- 理想のスタイル
- 着用のシチュエーション
…などをできるだけ明確にテーラーに伝えましょう。
その後の生地選びやデザイン・採寸の際にも、意見や好みをはっきり言うことが重要です。

TSD編集部・都築
フルオーダースーツは別名「ビスポーク」とも呼ばれ、話し合いを大切にするオーダーともいわれます。
テーラーとしっかりコミュニケーションをとることで理想以上の一着に近づけますよ!
来店2回目:仮縫いを着用して、微調整
ここでフルオーダーならではの工程である「仮縫い」の着用&サイズ調整となります。
仮縫いとは、一回目で採寸したデータを元にして型紙を仕付け糸で組み合わせたもののこと。
これを着用してサイズを見ながら、着用時のシワやたるみなども調整していきます。

TSD編集部・都築
このタイミングでもコミュニケーションを大切に。
着用感の気になる点などがあれば、その場でテーラーに伝えましょう。
来店3回目:仕上がり確認、受け取り
仮縫いを元に本縫いを行い、完成です!
仕上がったスーツはその場で一度着用し、全体的なシルエットのバランスを確認。
再調整が可能な場合、もし気になる点があればその場でテーラーに伝えましょう。

TSD編集部・都築
アフターサービスが充実しているお店を選べば、多少の体型の変化にも対応・調整してくれることも。
こういうお店だと、作ったスーツを長く着続けることができますよ。
4. まとめ
フルオーダースーツは、
- 体型を問わず自分だけのスーツを作りたい
- 着心地に優れた至極のスーツが欲しい
- より細部までこだわりぬいたオリジナルスーツを作りたい
…という方におすすめのオーダー方法です。

TSD編集部・都築
時間や知識・金銭面にもゆとりをもって、ていねいに作るフルオーダー。
パターンやイージーでは物足りない方はフルオーダーを検討してみましょう!
最後に、他のオーダーもおさらい
パターンオーダー:
・短納期×お手頃価格のオーダー(2~5万円)
・既成のサンプルから自分に合うものを選ぶ
・オーダー初挑戦の人におすすめ
▶詳しくはこちらの別記事で解説
イージーオーダー:
・中納期×少し高価なオーダー(5~10万円)
・既成の型紙から自分に合うものを選ぶ
・体型の悩みが強い人におすすめ
▶詳しくはこちらの別記事で解説
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The Style Dictionary編集部
ライター・編集 都築
アパレル店員を経て、ビジネスファッションに関する知識を広めるべく、The Style Dictionary編集部のライターに。
主にメンズファッション、スーツ、ビジカジスタイルが得意。