【HowTo…】袖タグって取るの? 購入後&着用前に必要なお手入れとは?

【HowTo…】袖タグって取るの? 購入後&着用前に必要なお手入れとは?

おNEWのスーツ(ジャケット)やコートを買って、るんるん気分で持ち帰って確認。な、なんということでしょう!! 袖口付近に、タグが付いているではありませんか。
取るべきか? いや、そのまま付けておくべきか?

このようなシーンで、困ったことはありませんか? 先にお答えしておきますが、袖タグは、必ず外してください!

実は、「袖タグ」以外にも、着用前までにチェックしておいた方が良いポイントがいくつかあるので、こちらで、まとめてご紹介していきます。Let's check it out!

{アウトライン} 
 

1. 袖タグを外そう!

袖タグ

1-1. なぜ、袖タグが付いているのか?

大事なことなので何度も言いますが、袖口についているタグは外しましょう!

袖タグは、オシャレな要素や、装飾のために付けているわけではありません。どんな生地を使っているのかどんな機能性があるのか、など、購入するうえで参考になるような商品情報を表示するために付いているのです。そのため、「袖タグが付いている = 新品の商品です」という証にもなっています。

つまり、袖タグは商品を着用するうえでは必要ないものなので、外してしまって大丈夫なのです。

もともと、取り外して着用することを前提としているので、袖タグの縫い付けは簡易的なものになっています。ビジネスシーンやフォーマルシーンで着用するようなスーツやコートの場合、100%と言っても良いほど 袖タグを取り外します。

ごくごく一部の例外で、取り外さずにそのまま着用してほしい!というブランド製品は、ミシン縫いでキツく縫いとめられている場合もあります。「もしかしてデザイン?」と、判断が付かない場合は、各ブランドへお問い合わせください。

1-2. 袖タグの外し方

(ブランドにより異なりますが、)店頭のサービスとして、袖タグを取り外してくれる場合もあります。しかしながら、多くの場合は、自分の手で取り外さなくてはいけません・・・キレイに袖タグを取り外すためのコツをご紹介していきます。



【1】縫い糸を切る。
縫い糸を切り離すために、リッパーを使用します。リッパーとは、縫い目をほどくときに用いる裁縫用具のひとつです。

生地とタグのすきまにリッパー(ハサミ)を入れて縫い糸を切りたくなるのですが、グッと我慢を。この場合、作業部分が見えにくく誤って生地を傷めてしまう場合があるので、袖タグの表面に見えている縫い糸を切ることをおすすめします。リッパーの先端(二又の長い方)で縫い糸をすくい、そのままくぼみにある刃で糸を切るだけです。

ご家庭にリッパーが無い場合は、ハサミでも代用可能です。細かな作業になるため、なるべく刃先が細く尖った手芸用ハサミの方が作業しやすくて便利です。

【2】縫い糸をほどき、袖口から袖タグを取る。
切り離した縫い糸をほどく(抜き取る)ことで、袖タグが簡単に取り外せます。縫い糸や袖タグは無理に取り外そうとせず、ていねいに・ゆっくりと・慎重に行いましょう! 生地を傷めにくくするために、裏地側から糸を抜くのも1つの手です。

【3】跡残りがある場合は、スチームをあてる。
縫い糸の跡や、袖タグの跡が残ってしまった場合は、スチームアイロンで蒸気をあてると、跡残りが解消されます。※アイロンの温度やその他ケア方法は、洗濯表示タグを必ず確認しましょう。


難しい工程はないかと思いますが、生地表面に傷が付かないように、ていねいに・ゆっくりと・慎重に作業を進めていきましょう! 

2. しつけ糸を取ろう!

しつけ糸

2-1. なぜ、しつけ糸が付いているのか?

しつけ糸も必ず外しましょう!

しつけ糸は、商品の型崩れ防止のために付いています。わざと目立つような、生地の色と同化しない白色のしつけ糸がよく用いられています。

主に、下記部分にしつけ糸が付いています。

ジャケット・コートは、ベント・肩・襟・袖口・胸ポケットぐち・腰ポケットぐち など

パンツは、ヒップポケットの袋布・ポケットぐち など

スカートは、スリット・ポケットぐち など


特に、見落としがちな部分は「ベント」です。購入直後に限らず、クリーニングからの返却時にもしつけ糸が付いている場合がありますので、ご注意を!
オフィス内で、ベントがくっついている方を見かけたら、「(小声で)ベントのしつけ糸ついてますよーぉ。」とこっそり教えてあげてください。一日一善。。。

2-2. しつけ糸の外し方

縫い目の幅が大きい部分はハサミを、縫い目が細かな部分はリッパーを使用する。など、自分が作業のしやすい道具を選びましょう。



【1】しつけ糸を切る。

【2】しつけ糸を生地から抜き取る。

【3】跡残りがある場合は、スチームをあてる。


袖タグを外した時と同様に、難しい工程はないかと思いますが、生地表面に傷が付かないようにていねいに・ゆっくりと・慎重に作業を進めていきましょう! 

3. 袋から出して保管しよう!

袋

3-1. テーラーバッグの役割

店頭で購入し持ち帰った後や、オンラインショップで注文&商品受け取り後、スーツ(ジャケット)やコートをどのような状態で保管していますか? まだしばらく着ないからと言って、紙袋やテーラーバッグで包まれた姿で、そのまま放置していませんか?

商品をつつむ紙袋やテーラーバッグはあくまで、持ち運び用・郵送の梱包資材としての役割しかありません。保管用のカバーではありません! 買ったばかりの商品をそのまま放置しているみなさま、今すぐ紙袋やテーラーバッグを取り外してくださいね。

3-2. 保管方法

購入後~着用までの保管方法について簡単にまとめます。



【1】紙袋やテーラーバッグを取り外し、プラスチックハンガーから、厚みのあるハンガーへ掛け直す。

【2】袖タグやしつけ糸を取り外し、跡残りやシワの気になる部分にスチームアイロンをあててしわを伸ばす。

【3】直射日光のあたらない風通しの良い場所で保管。


湿気はカビ発生の原因になるので、風通しの良い所で保管しましょう。

4. まとめ

袖タグ・しつけ糸・テーラーバッグをはずして保管することを徹底しましょう!

買ってきたばかりの新品でも、必ずケアして保管することが大切です。そのひと手間をかけることで、より美しくカッコ良く着こなせるはず! ぜひ、お試しください。

 

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