喪服女性

女性の喪服マナーと選び方|お葬式の必需品やよくある質問も解説

お通夜やお葬式に参列する際は喪服が必要になりますが、

「何も準備していなくて何を買ったらいいかわからない…」
「斎場に着いたときに自分だけ間違っていた格好だったらどうしよう…」


なんて不安になりますよね。

そこでこの記事では用意すべき喪服喪服と合わせて揃える必需品など、このような内容について詳しくご紹介。


慌てず参列できるようしっかり備えておきましょう。

執筆者

The Style Dictionary編集部

ライター・編集 都築

アパレル店員を経て、ビジネスファッションに関する知識を広めるべく、The Style Dictionary編集部のライターに。
主にビジネスファッション、スーツ、ビジカジスタイルが得意。

{アウトライン}

▼長く使える、定番デザインのフォーマルスーツをご紹介

レディースフォーマル

1. 女性の喪服はジャケット+ワンピースが一般的

女性の喪服は、ブラックフォーマルと言われる黒で光沢のない同生地のワンピースとジャケットを合わせた服装を指します。

喪服には、正喪服、準喪服、略喪服の3種類があり、立場によって着用する種類は異なります。

今回は一般的に着用機会が多い準喪服についてご紹介します。

ワンピース

  • 喪服ワンピース1

  • 喪服ワンピース2

喪服は肌の露出が多いことはマナー違反になります。
ワンピースはスカート丈袖丈に注意です。

  • スカート丈…ひざが出ないように、ひざ下くらいまでの長さ
  • 袖丈…肘が隠れる程度の5分丈、7分丈


スカートのシルエット正座をする場合もあるため、フレアスカートがおすすめです。

また、夏場ではジャケットを脱ぐ機会もありますが、袖部分の露出抑えるため、5分丈、7分丈が通年で使用しやすいです。

  • {商品1}
  • {商品2}

ジャケット

  • 喪服ジャケット1

  • 喪服ジャケット2

ジャケットは襟のデザインに違いがあり、襟のあるジャケットと、襟の無いノーカラージャケットがあります。

  • テーラードジャケット…カッチリとした印象
  • ノーカラージャケット…首元がすっきりしたやわらかな印象


ジャケットのデザインはどちらを選んでも特別な問題はありません。

なお、一般的にはノーカラージャケットが主流のデザインとなっています。

  • {商品3}
  • {商品4}
 

喪服は百貨店や紳士服店で購入できる

喪服は主に、デパートや百貨店紳士服店ネット通販などで販売されています。

価格はワンピースとジャケットをセットで約15,000円~100,000円まで幅広い金額となっております。

金額の違いは主に、生地感や、黒の濃さによって違いがあり、黒が濃いほどよりフォーマルな喪服となります。

 

2. 喪服以外に必要なもの【女性編】

この章では喪服以外にも斎場で必要となるものをご紹介します。
喪服を購入する際、合わせて用意しておきましょう。

揃えるもの一覧

喪服アイテム

喪服以外に揃えるもの一覧
パンプス黒、つま先の丸いもの
バッグ黒、コンパクトで装飾の少ないもの
袱紗紫色
数珠片手数珠
ネックレス真珠
ストッキング薄手の黒
ハンカチ黒、薄地のもの

 

①パンプス

パンプスは艶の少ない黒いものを選びましょう。

デザインは、ストラップベルトなどの金具は少なく、つま先の丸い形ものが良いです。
また、ヒール音が響きにくい、ヒール幅5㎝程度がおすすめです。

  • {商品5}
 

②バッグ

バックもパンプス同様に艶の少ない黒いものを選びましょう。

デザインは、小さめのコンパクトな形で、金具などの装飾が少ないものが良いです。

  • {商品6}
 

③袱紗

袱紗(ふくさ)は香典を包むものとして必要になります。

紫色の袱紗は、慶弔両方で使用することができるため、用意しておきましょう。

  • {商品7}
 

④数珠

数珠はお焼香の際などに、必要になります。
女性の場合、男性のものより、珠の大きさが小さいのが特徴です。

数珠は宗派によって種類が異なるため、あらゆる宗派で使える片手数珠を用意しておきましょう。

  • {商品8}
 

⑤ネックレス

白または黒のパールのネックレスを用意しておきましょう。
パールの大きさは約8㎝のもので、長さは40~42㎝のものが良いです。

なお、2連のネックレスは「不幸が重なる」という意味になるため、ネックレスは一連のものを身に着けましょう。

  • {商品9}
 

⑥ストッキング

ストッキングは薄手の黒いものを用意しておきましょう。

肌色でも問題はありませんが、お葬式ではなるべく肌を見せないものが望ましいため、肌っぽく見えない黒がおすすめです。

 

⑦ハンカチ

ハンカチは白、または黒い薄地のものを選びましょう。

葬儀の場では黒いものを身に着けることを心掛け、可能であれば黒いハンカチを用意しておきましょう。

喪服以外に揃えるもの一覧
パンプス黒、つま先の丸いもの
バッグ黒、コンパクトで装飾の少ないもの
袱紗紫色
数珠片手数珠
ネックレス真珠
ストッキング薄手の黒
ハンカチ黒、薄地のもの

執筆者

TSD編集部・都築

冬の時期は、暗めの紺かグレー、黒いコートがあるとよりフォーマルに見えます。

3.こんなときどうする?喪服の気になる疑問Q&A

この章では、斎場への服装で迷ってしまうことについてQ&A形式で回答していきます。
 

 


気になる内容はこちらからチェックしてみてください。

 

Q1. ジャケットのみビジネススーツを代用して大丈夫?

A.生地の素材や色味が異なる可能性があるので避けましょう。

生地色

喪服の素材は主に、ウール、ポリエステル素材です。

共生地でないワンピースとジャケットを着た場合、同じ黒の無地でも、ポリエステルの艶感や、ウールの生地感などが異なります。

また、同じ黒でもフォーマルとビジネスでは黒の濃さが違うため、色の違いが目立つ可能性があります。

 

Q2. 明るい色味のネイルをしているけど大丈夫?

A.弔事用の黒いグローブを用意しましょう。

フォーマルグローブ

葬儀に参列する際、ラメや明るい色味、ストーンなどのネイルはふさわしくありません。

ネイルを落とすことが望ましいですが、難しい場合、弔事用の黒いグローブで隠しましょう。
なお、お焼香の時にはグローブを外します。

Q3. 急なお通夜も喪服じゃないとダメ?

A.お通夜の場合は喪服でなく、ダークスーツなどでも大丈夫です。

略喪服

急なお通夜に参列する際、喪服を用意できない場合は、平服でも問題ありません。

しかし、カジュアルすぎる服装は避け、できるだけ暗めで地味な服装で参列しましょう

主に黒や濃紺、ダークグレーのスーツ、またはワンピース。スーツの場合はインナーを黒などで合わせるといいです。


Q4. 女性の正式な喪服は?

喪服は、格式ごとに正喪服、準喪服、略喪服の3種類があります。

最も格式の高い正喪服は黒無地の着物(染め抜き五つ紋付)またはブラックドレス(女性の場合)で、自身の立場が喪主や親族である場合に着用します。
しかし、現在はそのような立場の場合でも準喪服を着用することが増えてきています。

 

Q5. 女性の葬式のドレスコードは?

女性の喪服のドレスコードとして一般的なのは、準喪服である「ブラックフォーマル」です。黒で光沢のない同生地のワンピースとジャケットを合わせた服装を指します。

肌の露出が多いとマナー違反になるため、ワンピースの丈は膝が出ない膝下、袖丈は肘が隠れる程度の5分袖、7分袖を選ぶようにしましょう。

 

Q6. 女性の喪服の相場はいくら?

女性の喪服の相場は、ワンピースとジャケットのセットで約15,000円~100,000円と幅が広いです。

この金額の違いは、生地感や黒の色の濃さに現れ、黒が濃いほどよりフォーマルな喪服とされています。

 

Q7. 葬儀で喪主の女性が着るべき服装は?

本来、喪主の女性は黒無地の着物(染め抜き五つ紋付)またはブラックドレス(女性の場合)といった正喪服を着用します。

しかし、現在は喪主であっても準喪服の着用が増えてきています。

 

Q8. 喪服にロングスカートは失礼?

喪服のスカート丈は、準喪服や略喪服である場合は膝下程度の長さが望ましいです。

喪主より丈が長いと「喪主より格式が高い」ということになり、一般の参列者としてはマナー違反になるため注意しましょう。

正喪服を喪主や親族として着用する場合は問題ありません。

 

Q9. 喪服にパンツスーツはNG?

略喪服として急なお通夜や三回忌以降などに着用する分には問題ありません。

しかし、ワンピーススタイルより格式が下がるため、告別式や親族の法事の場合は避けたほうが無難です。

 

Q10. お葬式で白ブラウスはNG?

女性の場合は、男性のシャツと異なり白ブラウスはNGです。

黒のブラウス(トップス)を着用しましょう。

 

Q11. 喪服の代わりになる服は?

喪服がない場合は、黒のワンピースや黒のセットアップスーツで代用できる場合があります。

柄は無地、袖丈は五分袖より長いもの、スカート丈は膝下程度のものを選びましょう。露出が多いとマナー違反になるため注意が必要です。

 

Q12. 喪服にプリーツスカートは大丈夫?

プリーツデザインの喪服である場合は問題ありません。

お通夜などで私服のプリーツスカートを着用する場合、シンプルなデザインであれば問題ありませんが、そうでない場合はNGです。

黒やチャコールグレー、ネイビー以外の色、膝下程度に満たない丈、派手・カジュアルな生地(派手な柄物、光沢がある、レザー、ボリュームがある、コットンやリネンなど)などは避けましょう。

 

Q13. 女性の喪服のマナーは?何を着ればいい?

喪服は、格式ごとに正喪服、準喪服、略喪服の3種類があり、これらを気崩すことなくきちんと着るのがマナーです。

いわゆるブラックフォーマル(共生地のジャケット+ワンピース)は準喪服にあたり、喪主や親族は正喪服または準喪服、一般の参列者は準喪服、喪服が用意できないような急なお通夜、三回忌、七回忌以降は略喪服を着るのが一般的です。

 

Q14. 喪服がない場合はどうすればいい?

喪服がない場合は、黒のワンピースや黒のセットアップスーツで代用できる場合があります。

柄は無地、ワンピースの袖丈は五分袖より長いもの、スカート丈は膝下程度のものを選びましょう。露出が多いとマナー違反になるため注意が必要です。

 

Q15. 女性のフォーマルって何?

フォーマルとは、冠婚葬祭などの場で着用する、最も格式高い服装「正礼装」を指しますが、セミフォーマル(準礼装)を含めフォーマルと呼ぶ場合もあります。

弔事の場合の女性のフォーマルは、「正喪服(黒無地の着物(染め抜き五つ紋付)またはブラックドレス)」「準喪服(ブラックフォーマル)」などが挙げられます。

 

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

葬儀に参列する際は、喪服に加え、用意するものが多くありますのでしっかり備えておきましょう。

最後にこれから喪服を用意する方へ、準備する必需品をリストにまとめましたので参考にしてみてください!

喪服女性まとめ

 

★準備するものリスト
・喪服ワンピース、ジャケット
・パンプス黒、つま先の丸いもの
・バッグ黒、コンパクトで装飾の少ないもの
・袱紗紫色
・数珠片手数珠
・ネックレス真珠
・ストッキング薄手の黒
・ハンカチ黒、薄地のもの
・グローブ(明るいネイルをしている場合)

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