オータースーツ値段

オーダースーツの値段|初心者でも分かるオーダーの基礎知識や相場を解説

オーダースーツに挑戦してみたいけど、「いくらで作れるのか?」「どんなものなのか?」など、さまざまな不安や疑問が浮かびますよね。

しかも、現物も値札もないオーダースーツは、店頭でこっそり値段チェックするのが難しいところ…。

今回は、オーダースーツの値段と特徴について、まとめてご紹介します。

執筆者

The Style Dictionary編集部

ライター・編集 スガカナコ

ザ・スーツカンパニーでの店舗スタッフ経験を経て、スタイルディクショナリー編集部に。ビジネススタイルに関する知識を広めるべく、日々情報を発信中!

{アウトライン}
 

1. オーダースーツの値段と種類とは?

そもそもオーダースーツには、

  • パターンオーダー
  • イージーオーダー
  • フルオーダー


…という3種類のオーダー方法があり、オーダーごとに値段や採寸製法が大きく異なります

まずは、これらの違いを表で見てみましょう。

オーダースーツの種類&値段一覧表

  パターン
オーダー
イージー
オーダー
フル
オーダー
相場 2~5万円 5~10万円 20~100万円
納期 2~4週間 3~4週間 4週間~
サイズの
調整方法
既成サンプルから
サイズを調整。
既成の型紙から
サイズを調整。
型紙からオリジナル
注文・作成。
こんな人に
おすすめ
オーダースーツ
初挑戦の方
標準デザインが
体型に合わない方
こだわりの一着を
作りたい方

気になるオーダーはありましたか?
まとめると、次のような方に特におすすめです。

  • パターンオーダー:
     お手頃な値段で初心者向け(2~5万円)​​​​​
  • イージーオーダー:
     より体にフィットさせたい方向け
    (5~10万円)
  • フルオーダー:
     自分だけの一着を作りたい方向け(20万円以上)


それでは次から、この3つのオーダー方法の値段や特徴を詳しくご紹介していきます!

1-1. パターンオーダーの値段相場と特徴

パターンオーダーのイメージ

パターンオーダーは、「ゲージ服」と呼ばれるサンプルのスーツを着用し、袖丈や着丈などの長さを調整できるオーダー方法です。

相場は約2~5万円で、高いものでも10万円程度で作ることができます。

パターンオーダーの特徴

・オーダースーツの中で一番安価に注文できる
・仕上がりサイズをイメージしやすい
・オーダーから仕上がりまでの納期が短い

既成サンプルを使うため仕上がりをイメージしやすいほか、採寸後の納期が早いのもうれしいポイント。

既製品に近いオーダーで比較的安価なため、初めてオーダースーツを作る方におすすめのオーダー方法です。

執筆者

TSD編集部・スガ

普段着ているスーツとサイズ感や仕上がりのイメージが近く、受け取りまでがスピーディーなのもうれしいですね。

1-2. イージーオーダーの値段相場と特徴

イージーオーダーのイメージ

イージーオーダーは、スーツ作りのベースとなる「型紙」を選んでサイズを調整するオーダーです。

相場は約5~10万円。高いものでも15万円程度です。

イージーオーダーの特徴

・パターンオーダーよりもサイズ調整がしやすい
・標準サイズだと体型が合わない人におすすめ
・フルオーダーよりは安価に作れる

イージーオーダーは、長さの調整に加えて、肩幅や胸回りといった幅の調整も行えるため、

  • なで肩やいかり肩の方
  • 上半身だけ筋肉質の方
  • 痩せ型の方


…など、「標準サイズだと体に合わない」という方に特におすすめのオーダーです。フルオーダーよりも安価に作れるのも嬉しいですね。

執筆者

TSD編集部・スガ

初回からイージーオーダーをするのは不安な方は、まずはパターンオーダーから始めて「2回目以降はもっとこうしたい」という部分を知っておくのも手です!

1-3. フルオーダーの値段相場と特徴

フルオーダーのイメージ

フルオーダーは、型紙からオリジナルで作成するオーダー方法です。

一番お手頃なもので約20万円以上、高いものは100万円以上することもある高価なオーダー方法です。

フルオーダーの特徴

・体型に合うように細かくサイズを指定できる
・デザインのこだわりが細かくオーダーできる
・仕上がり前に試着できる

フルオーダーは、高価なぶんもっとも体にフィットした一着を作ることができます

また最終完成前の「仮縫い」の段階で試着をして、最後の微調整を行えるのも大きな特徴。

値段は高価ですが、手間暇がかかった自分だけの一着と出会えるオーダー方法です。

執筆者

TSD編集部・スガ

フルオーダーはゼロから作り上げるため、好みのサイズ感やデザインの注文が可能です。

しかし、職人個々の技術やデザインセンスも加わるため、オーダーするお店選びは重要です!

オーダーの種類はわかりましたか?自分に合うオーダー方法を検討してみてくださいね!

ただし、オーダースーツの値段は、これ以外の要素も大きく関わってきます。

2. 生地やオプションで値段が変わる?

オーダースーツは、サイズやオーダー方法だけでなく「生地」や「オプション」でも値段が変わります。

そこで、どんな生地やオプションがどれくらいの値段で選べるのか事前にチェックしておきましょう!

2-1. 生地の種類と相場

生地検討中

オーダースーツ作りでは、生地や裏地選びも重要なポイント。

パッと見て同じように見える色柄の生地でも、実はそれぞれに違いがあり、値段も異なります

例えば、どんな違い?

・生産国
 …イタリア製、イギリス製、日本製 など
・ブランド
 …レダ、カノニコ、ムーン など
・着用シーズン
 …春夏用、盛夏用、秋冬用 など
・機能性
 …ウォッシャブル、ストレッチ など

値段はお店によって異なるため一概には言えませんが、ものによっては追加料金が発生する場合も。

生地の変更と追加料金の例
標準装備の生地から、
・日本製ウォッシャブル生地へ…プラス1万円
・イタリア製ブランド生地へ…プラス2万円
※お店によって追加料金は異なります。

高級な生地を選びたい方は、標準セット価格から2~3万円程度プラスした予算を考えておきましょう。

「勧められるまま生地を選んだら、値段がすごく高くなってしまった…」とならないためにも、好みと予算をしっかり照らし合わせながら選ぶのがおすすめですよ!

執筆者

TSD編集部・スガ

「値段の高い生地じゃないと高級そうに見えないのかな?」…と気になる方も大丈夫です。

・自然光に当たると見える光沢
・身体に沿う柔らかさ
・程よいストレッチ性


この3つが揃っていれば、お手頃な生地でも高見えが可能
その他にも気になることがあれば、お店のスタッフさんにどんどん質問してみるのがおすすめです!

2-2. オプションの種類と相場

オプション検討中

裏地・ボタンなどの「オプション」はスーツの印象をグッと変えてくれるアイテム。生地以上に選択肢がたくさんあります。

このオプションでも、種類や違いによって追加料金が発生する場合があります。

例えば、どんな違い?

・裏地
 …色柄、貼り方(総裏、背抜き)、素材 など
・ボタン
 …個数/素材(ナット、水牛、本貝、メタル)など
・ディテール
 …本切羽/ステッチ/お台場仕立て など

特に「ディテール」は縫製に特殊な技術が必要な場合があり、値段がかなり変わることも。

生地の変更と追加料金の例
標準装備から、
・天然素材の「ナットボタン」へ…プラス2千円
・袖口を「本切羽」仕様へ…プラス3千円
※お店によって追加料金は異なります。

たくさんオプションを選びたい方は、1~2万円程度プラスした予算を考えておけるとベスト。

生地と同じく、実際にオーダーする際は予算を確認しながら選びましょう!

執筆者

TSD編集部・スガ

おすすめのオプションは以下の3つ。

・本切羽(袖口のボタンが開けられる仕様)
・襟やポケットの淵に入るステッチ
・天然素材のボタン


どれも細かいながら、スーツを知っている人に「おっ!」と思わせるディテール
オーダースーツを作るならぜひ試してみてもらいたいオプションです!

オーダースーツの値段まとめ

オーダースーツの値段は、この3つで決まります。

  • オーダーの種類(パターン、イージー、フル)
  • 生地、裏地の値段
  • オプションの追加と値段


まずは自分に合うオーダー方法を決めてから、予算と好みとを照らし合わせつつ生地やオプションを選びましょう!

執筆者

TSD編集部・スガ

もし迷ったり悩んだりしたときは、お店の人に相談!

最初に「◎万円以内で作りたいです」と伝えてから選ぶのもおすすめですよ!

3. オーダースーツを作るなら?

「初めてオーダースーツを作るのは不安だな…」という方におすすめのお店を2件ご紹介。

実は、いつも既製品のスーツを買いに行っているお店でも、オーダースーツを作ることができます!

▼UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S

ユニバーサルランゲージメジャーズ外観

「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S(ユニバーサルランゲージ メジャーズ)」は、本格的なオーダースーツが作れるブランド。

UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S単独のお店の他に、UNIVERSAL LANGUAGE、SUIT SQUARE、THE SUIT COMPANYの店舗でも取り扱っています。

最大の特徴は、普通のお店で別料金が発生する場合もある本格オプションがセット内に標準装備されている点

スーツの見栄えを大きく左右する、

  • ポケット部分の本格的な仕様
  • 動きやすさや強度を高めるこだわりの仕様


…といった箇所を、オプションの追加料金なしで変更可能です。

▼実際の店内の様子

オプションの標準装備だけでなく、ジャケット8種類、パンツ2種類、ジレ4種類…など、デザインの豊富さにも定評あり。

上下とサイズの組み合わせによる100万通りものバリエーションの中から、自分だけの一着を作れます。

さらに、肩の厚み・幅にあわせて細かい微調整が可能。「イージーオーダーに近いパターンオーダー」でスーツを作れるのも嬉しいポイントです!

初めてだけど、しっかりこだわった一着を作りたい!」という方におすすめです!

UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S 銀座三丁目店 松田さん

UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S
銀座三丁目店 店長 松田さん

一般的にパターンオーダーではカバーしにくいと言われている、肩回りの体型補正も承っています。

なで肩やいかり肩など、お客様の体型に合わせて、細かくご提案させていただきます!

ブランド詳細

オーダー方法:パターンオーダー
値段:42,900円(税込)~
納期:3週間~
 

▼Quality Order SHITATE

SHITATE外観

「Quality Order SHITATE(クオリティー オーダー シタテ)」は、洋服の青山で取り扱っているパターンオーダー専門ブランドです。

  • 大手だからこその高品質×低価格(31,900円(税込)~)
  • シーズンごとに刷新される200種類以上の生地
  • さまざまな体格に合う56種類のサイズ展開


…という特徴で、いつものお店で、手軽に本格的なオーダースーツを作れるのが大きな魅力です。

▼実際の店内の様子

SHITATEの大きな特徴は、最短40分でオーダーが完了する点。

専任スタイリストがスピーディーながら丁寧な採寸を行い、お客さま一人一人に合わせてサイズを合わせます。

また初回の採寸データがあれば、2回目以降はスマホからでもオーダー可能というスマートさも特徴です。

ブランド詳細

オーダー方法:パターンオーダー
値段:31,900円(税込)~
納期:2週間~
 

4. まとめ

今回は、オーダースーツの値段と特徴についてまとめてみましたが、参考になりましたか?最後にもう一度、オーダースーツの種類と予算を見てみましょう!

オーダースーツの予算と種類

・オーダースーツ初挑戦なら…
 2~5万円程度の「パターンオーダー」
・標準型が体型に合わないなら…
 5~10万円程度の「イージーオーダー」
・こだわりの一着を作りたいなら…
 20万円以上の「フルオーダー」

こちらを参考に、オーダースーツ作りを楽しんでみてくださいね!
きっと自分にぴったりの一着と出会えますよ!

 

▼公式サイトを見る|カスタムオーダーの詳細はこちらから!

カスタムオーダーの詳細ページへ

▼スーツスクエアの最新情報は公式LINEでチェック!

公式LINEリンク

この記事が気に入った方はいいね!をして最新情報をチェック!

関連キーワード

あなたにおすすめの記事