「雑誌で見たコーデをマネしてみたけれど、しっくりこない……」、「せっかく買ったのに、一度も着ていない……」そんな経験はありませんか?それは選んだ服が、あなたの“骨格”に合っていないからかもしれません。
骨格診断のプロによれば、ファッションは、身長や体重・年齢ではなく、持って生まれた骨格によって服を選ぶのが一番重要なのだそう。だから、第一印象やトレンドだけで服を選んでいては、着る人の魅力を引き出すことが難しいとのこと。 そこで今回は、自分に似合うファッションを知るために、骨格タイプを診断! 自分自身の体型を最もきれいに見せるルールを知り、史上最高に似合うオフィスコーデを見つけましょう!
「骨格診断は、自分が本来持っている魅力を目に見える形で表現してくれる服の選び方を教えてくれる理論であり、同時に自分自身の魅力を発見するツールです」と二神先生。生まれ持った体の質感やラインの特徴、筋肉や脂肪のつき方などから、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類されるとのこと! それではまず自分のタイプを知るために、骨格診断に挑戦!
トップスは1枚で着てもさみしくならないように、フリルやラッフルスリーブなど、ひらひらとしたフェミニンでボリュームのあるものを選ぶべき。ボトムスは、軽やかに見えるフレアスカートや、足首が見える丈のテーパードパンツがおすすめ。ワイドパンツなどのダボッとしたものは不向き。下半身はできるだけコンパクトに見せることを意識して。全体的に軽くてふんわりとした素材を選ぶと、動くたびにふわっと揺れて華奢な体をカバーしてくれるので、全体のバランスが上手くまとまります。
スカーフで上半身に重心を。ボトムスは足首を見せてスッキリ。
スカート丈は短めの方がバランス◎。ウエスト位置が高く、華奢さが強調できるものが骨格にマッチ!
今季トレンドになっているダブルスーツを上手に着こなせるのもこのタイプなので、ぜひ試してみて。素材は麻やガーゼなど、風合いのある自然素材のものが似合います。逆にシルクやラメなど光沢感のある素材は、ガッチリとした印象を与えてしまうのでNG。アクセサリーは、大きく長めのものがおすすめなので、大ぶりで個性的なものを身につけても似合うはず!
関節が目立つ傾向があるので、膝を隠すスカート丈が正解。
ゆるめシルエットを、存在感のある長めアクセサリーで引き締め!
トップスは、デコルテを美しく見せるVネックなど、胸元が縦に開いたものをチョイスして、首回りをすっきりと。ボトムスは、細いひざ下や美しいヒップラインを見せられるストレートパンツやタイトスカートにすると、スタイルの良さが際立ちます。 フリルやフレアなど飾りがついたアイテムを身に着けると、ボリュームが出過ぎて着太りして見えてしまうので避けるべき。コットンやサテン、革など、ハリのある上質な素材は、弾力のある肌によくなじみ、ボーダーやドットなどの柄ものもおすすめです。シンプルで高級感のあるアクセサリーを取り入れれば、華やかで女性らしいスタイルが叶います。
すっきりシンプルなコーデも、レース素材を選べば女性らしさもばっちり◎
視線を縦に流すストライプのパンツがあれば、シャープなラインに。
いかがでしたか? 骨格タイプを知っていれば、服やコーデを選びやすくなるはず。また、人間は自分と反対のタイプに憧れる傾向にあるので、絶対に避けるべきファッションを知っておくことも大切とのこと。自分に似合う服だけでなく、似合わない服を知っておけば、服の選び方も変わります。自分にぴったり合ったコーデを知って、素敵な大人女子になりましょう?
骨格診断のエキスパート 二神弓子さん
PROFILE
イメージコンサルタントとして、20年間で約13000人にアドバイスした実績を持つ。数年にわたり検証を重ね、理論的な骨格診断のメソッドを確立。『骨格診断×パーソナルカラー本当に似合う服に出会える魔法のルール』(西東社)は3ヶ月で10万部を超える、大ヒットに。株式会社アイシービー代表取締役社長、一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会代表理事。